里山って いいな

里山・低山の魅力を伝えていきたいと思います

「災害ボランティアコーディネーター養成講座」受講生の募集が始まりました。申し込みはお早めに

f:id:miffy17s:20201224100405j:plain 「もしもの時に あなたの力が必要です!!」―日進市社会福祉協議会が、今年も「災害ボランティアコーディネーター養成講座」受講生の募集を始めました。私は今年2月に受講し、その後も「日進災害ボランティアコーディネーターの会」のメンバーの一人として訓練を続けていますが、とにかく《災害が発生した時、復旧・復興に向けて予想を上回る多くの人の手が必要になるだろう》と痛感しています。「災害ボランティアコーディネーター」もその一翼を担う重要なスタッフです。多くの方が受講し、さらに私たちの活動の輪に加わってくださるとうれしいなと思っています。

 講座は来年2月13日(土)午前9時~午後4時、日進市中央福祉センターで開かれます。参加費は無料。定員は20人。申し込み期間は来年2月5日までですが、申し込み順に受け付けるそうなので、希望者は早めに申し込みを。ちなみに24日現在、既に8人の方が申し込まれているそうです(詳しくはフライヤー=写真㊦=参照)。

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 地震や豪雨などによって大きな被害が発生した時に設けられるのが「災害ボランティアセンター」。センターは▽全国から駆け付ける「ボランティア」の受け付け▽被災した市民からの「ニーズ」の受け付け▽「ボランティア」と「ニーズ」を「マッチング」し、被災者のもとへボランティアを派遣するー業務を行います。
 災害ボランティアは、基本的に被災地が困っている問題を解決することが役目。この被災地・被災者の困りごとが「ニーズ」と呼ばれています。そして「ボランティア」と「ニーズ」をつなぐ役割を果たすのが「災害ボランティアコーディネーター」。「ニーズ」に合わせて「ボランティア」に活動を紹介することを「マッチング」と呼んでいます。片仮名ばかりで恐縮ですが…。
 私は災害現場で体験したことがないので実感はできませんが、「この『ニーズ』の把握と『マッチング』、実は簡単な作業ではありません」と、関係者や先輩から教わりました。
 内閣府のホームページなどによると…。
 「例えば、高齢者を含む4人家族の場合でも、20代の若者が1人いるのといないのとでは状況がかなり違います。独り暮らしをしている80代のおばあちゃんは途方に暮れてしまうでしょう。『土砂の片付け』などニーズの表面的な内容は同じであっても、被災者が置かれた環境や家族構成によって困りごとの大変さは随分異なります」
 「被災者1人につきニーズが1つとも限りません。『ひと』『もの』『かね』『情報』と複数のニーズを抱えているのが実態です」 
 さらに…。
 「同世代や同性の方がという被災者もいるでしょう。炊き出しでは調理経験がある人の方を優先したい、といったニーズもあります」
 私は活動を始めたばかりで、まだまだ勉強不足で技術も未熟です。定期的に行っている訓練の中でいつも考えているのは《混乱した状況の中でこうした仕事を臨機応変に、適切に進めるにはどうすればいいか》ということです。
 f:id:miffy17s:20201224122829j:plain:right:w380私が持っている「日進市災害ボランティアセンター設置・運営マニュアル」はA4版で63㌻。簡略版でも19㌻あります(写真㊨)。これらの内容を頭に叩き込むだけでも大変ですが、《知識として持っているだけではだめ。被災者の心に寄り添う支援の在り方なども含めて身をもって実感し、自信をもって対処するには、繰り返し訓練を行い、経験を積み重ねるしかない》と痛感しています。
 さらに最近は、新型コロナウイルスについても配慮しなければならず、従来と同様のマニュアルでは対処できないのではないかという課題も新たに出てきています。
 この講座では、基本的な知識を学ぶ座学だけではなく、受講生が「ボランティア」と「災害ボランティアコーディネーター」の両方の役となって「災害ボランティアセンター」開設・運営の体験もすることになっています。私も両方の役を体験することによって、作業の基本的な流れだけでなく問題点や改善しなければならない点などを把握することができ、貴重な体験となりました。

 f:id:miffy17s:20201224145404j:plain:left:w350クリスマスイブの24日、日進市の広報誌2021年1月号と同時に我が家に配布された日進市社会福祉協議会の「福祉だより」2021年1/1号(写真㊧)にも募集案内が掲載されていました。
 しかし、それよりも3週間も早く、募集案内のフライヤー(写真㊦)が12月の市内各自治会回覧板に挟み込まれました。皆さん、お気づきになられたでしょうか。
 f:id:miffy17s:20201211203714j:plain:right:h300こうした情報が人々の目に届く機会はそれほど多くはないだけに、閲覧率が高いと思われる自治会回覧版に挟み込むというのはなかなかいいアイデア。実は私も1年前に講座開催の情報を知ったのは、回覧板がきっかけでした。今年もその効果が現れたのか、21日の申し込み受け付け開始前から問い合わせがあるなど、反応はいいようです。
 《講座開催の情報が一人でも多くの方に届くといいな》
 こんな思いを込めながら、今、このブログを書いています。
 当日は私たちもお手伝いします。一緒に勉強してみませんか。