里山って いいな

北高上緑地に集う仲間たちの活動や防災問題について綴っていきます

北高上緑地でサワフタギの花が見ごろを迎えました。白いレースのベールをまとったような美しい景観が初夏の訪れを告げています。

f:id:miffy17s:20210421121003j:plain

         ※一部を除き、写真をクリックすると拡大表示されます。
 午前中から気温がぐんぐん上がり、初夏を通り越して6月下旬並みの陽気になった21日、日進市の北高上緑地で日進里山リーダー会による定期巡回が行われました。
 f:id:miffy17s:20210421121024j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210421121208j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210421121218j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210421135036j:plain:left:w350この日、目に付いたのはサワフタギの花。緑地内の至る所に自生しています。これまでも、蕾の状態を何回か紹介しましたが、ようやくあちこちで開花し、緑あふれる里山の中で、さわやかな雰囲気を漂わせています。
 サワフタギは樹形が良く、枝分かれしてどんどん横に広がります。漢字表記すると「沢蓋木」。沢に蓋をして塞いでしまうほどに繁茂することに由来しています。
 5弁の花は直径7~8㍉。枝先から円錐花序を出し、白い花を密に付けます。個体によっては、白に薄い青が混ざることもあるそうです。中心に雌しべが1本。長い雄しべが放射状に広がっています。まるで線香花火のようで、遠くからは全体的にふわふわした感じに見えます。
 初夏の白い花もきれいですが、9月から11月にかけ、光沢がある瑠璃色(藍色)の実(参考写真㊤=出典:庭木図鑑 植木ペディア)をつけることでもよく知られています。瑠璃色(藍色)の実は日本の山野では珍しいので人気があります。

 このほか、この日、目に付いた草木を紹介すると…。

f:id:miffy17s:20210421121419j:plainf:id:miffy17s:20210421121328j:plain
カナメモチ㊧とオオバノトンボソウ

 「南尾根山道」の見晴らしポイントからは、赤みを帯びた若葉で樹冠部分が赤く染まったカナメモチが南方向に見えます。初夏(5~6月)に小さな白い花が集まって咲き、この樹冠部分が真っ白に彩られます。見応えがある景観になります。
 竹林の一角に自生しているのはオオバノトンボソウ。黄緑色の花が6〜7月に咲きます。
 

f:id:miffy17s:20210421121317j:plainf:id:miffy17s:20210421121256j:plainf:id:miffy17s:20210421121245j:plain
㊧からエゴノキ、コナラ、ワタゲカマツカ

 エゴノキの数多くの小さな蕾が見られるのは、「三角点の丘」を下った南側。エゴノキは「アオダモ広場」にもありますが、蕾はまだ少なめ。エゴノキの最大の魅力は、かわいらしい白い花です。5月ごろ、圧倒されるほど無数の白い星型の花が新梢の枝先に咲きます。英語名はJapanese Snowbell(ジャパニーズ・スノーベル)。
 コナラは北高上緑地の中心的な樹木なので、至る所で目にすることができますが、どんぐりから育ち始めた実生が数多くみられるのは「西砂防広場」から「中尾根道」へ少し東へ入った辺りです。
 ワタゲカマツカは、間もなく白い小さな花が固まって咲きます。
 お楽しみに。

 この日は、第3水曜日で第3班による北高上緑地巡回の日でした。通常の点検のほか、この日は広場や散策路脇に設置されているベンチの点検もしました。雨風やシロアリの被害で破損している土台が幾つか見受けられました。
 このほか、雨水が溜まった水たまりや、14日に設置したスズメバチトラップの成果などもチェックしました。早くも、女王バチがかかったトラップもありました。ひもが切れた樹名板の補修もしました。

f:id:miffy17s:20210421121402j:plainf:id:miffy17s:20210421121440j:plain
f:id:miffy17s:20210421151355j:plainf:id:miffy17s:20210421121539j:plain
f:id:miffy17s:20210421121620j:plainf:id:miffy17s:20210421121610j:plain

日進里山リーダー会が19日に竹炭の窯出しをしました。これを機に、4月の炭焼き(通算第175回)作業についてまとめました。

f:id:miffy17s:20210419130607p:plain

■4月の竹炭焼きは5日(月)に行いました。今月の担当は2班です。
 今回も、当日の記録を基にグラフを作ってみました。今回は点火15分後から30分ごとに排煙温度が記録されていました。通常は点火から30分ごとに記録しています。このため、グラフを作成する都合上、各計測時刻の中間値を機械的に算出し、そのデータをグラフ上に落としました。厳密にいえば事実とは異なりますが、全体の傾向を見る上では問題ないと思います。
 これを見ると、排煙温度の上昇具合が極めて滑らかで、とても順調だったことがよく分かります。念のために元データを確認してみると、点火3時間後付近で一度、温度が下がったことがありましたが(この温度変化はグラフには反映されていません)、それ以外は温度の上下はなく、極めてスムーズだったことがよく分かります。
 窯内部のドラム缶を更新した昨年11月以降の4回(2月は炭焼き休止)と比べても、とても良好な温度推移だったと言えそうです。
f:id:miffy17s:20210419135947p:plain:w800
f:id:miffy17s:20210325195206p:plain:left:h200










■そして、2週間後のきょう15日に竹炭の窯出しと次回用の竹材窯入れをしました。
 炭焼き当日の排煙温度上昇データが好調だったので、よい結果が予想されていましたが、予想通り、上々の出来でした。竹炭を竹炭でたたいてみると、高い金属音がしましたので、硬くて素晴しい炭が出来上がったようです。1か月前に窯に入れた竹材の乾燥度合い、2週間前の炭焼き温度の上昇具合など、いろいろな条件が上手くかみ合った結果だと思われます。
 

雨上がりの18日、日進市の北高上緑地で、親子ら38 人が恒例の里山体験イベント「タケノコ掘り体験」を楽しみました。

 f:id:miffy17s:20210418130714j:plain
 この日行われたのは、毎年この時期に行われる恒例の里山体験イベント。日進市が主催し、日進里山リーダー会が企画・運営を担当しています。もともと17日に予定されていましたが、雨のため18日に順延されました。         ※写真をクリックすると拡大表示されます。
 今年は連年に比べてタケノコが出始める時期が早く、一時は、ピークが過ぎてしまってイベントの実施が危ぶまれました。ところが、その後は、逆にタケノコの生育がストップし、今度はイベントに間に合うかどうか心配されました。
 それでも、「破竹の勢い」「雨後のタケノコ」とまではいかなかったものの、18日には思った以上に幾つものタケノコが地表から頭を出し、この日を楽しみにしていた参加者らを出迎えました。
f:id:miffy17s:20210418130833j:plain:right:w350 この日は、家族連れや親子など大人23人、子ども15人が参加。今年のタケノコの生育状況やタケノコ掘りの要領、注意事項などの説明があった後、緑地内に入りました。
 f:id:miffy17s:20210418130847j:plain:left:w350芽吹きが済んで若葉が次々と広がる散策路を歩きながらまずは全員で東部エリアの竹林へ向かい、見事なモウソウチクがきれいに整備された様子を高台から見学しました。
f:id:miffy17s:20210418130859j:plain:right:w350 この後、急な傾斜が多いこの東部エリアの竹林と、比較的平坦で幼い子どもでもタケノコ掘りが楽しめる北部エリアの竹林へ向かう2班に分かれ、それぞれの竹林へ向かいました。
f:id:miffy17s:20210418130920j:plain:left:w350 竹林には、もう1㍍近い高さに伸びたタケノコも。リーダー会のメンバーから「24時間で1㍍以上も伸びたという記録もあるんですよ」などと説明を受け、子どもたちはびっくり。リーダー会メンバーのアドバイスを受け、地表からこんもりと頭を出しかけた食べごろのタケノコを真剣な表情で探し回りました。
f:id:miffy17s:20210418131640j:plain:right:w350 お目当てのタケノコを探し当てた後は、小さなスコップでタケノコの周りを少し掘って鍬を入れる方向を確認。お父さんが鍬を振るう様子をそばで見守っていました。
f:id:miffy17s:20210418130946j:plain:left:w350 堅い地下茎に手こずって、なかなか掘り起こせないタケノコもありましたが、2本目、3本目と挑戦するたびにコツがつかめた様子。うまく掘り起こせた大きなタケノコを胸に抱いてスマホで写真を撮ってもらい、今日は参加できなかったお母さんに送信する姿も見られました。
f:id:miffy17s:20210418131001j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210418131018j:plain:left:w350 タケノコ掘りも楽しかったのですが、もっと楽しんでもらえたのはリーダー会メンバーとの交流。「タケ(竹)とササ(笹)の違いは?」「かぐや姫が見つかったのは、モウソウチク? それともハチク?」などのクイズが出題されたり、「タケノコは、夜の間に親竹から養分・水分をもらい、朝を待って成長します。そのため、夜明け前に掘る『朝掘りタケノコ』は一段とおいしいんですよ」といった勉強になる面白い話も紹介されました。 

f:id:miffy17s:20210418155112j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210418131045j:plain:left:w350 参加者は、大人1人につき収穫したタケノコのうちお気に入りの1本をまず確保。そのほかは西砂防広場へ運んでシートに広げ、みんなで品評会。お待ちかねの抽選会に移り、くじ引きの番号順に2本目、余った分とリーダー会が16日に別の竹林で採ったものも望希望者にさらにプレゼントされ、みんなうれしそうな表情で下山しました。
 みなさん、今日は楽しかったですね。お父さん、お母さん、お疲れさまでした。

節があったり、中が空洞だったり、1日で1㍍以上伸びたり…。とにかく不思議なことばかり。タケっていったい何者?!…。

f:id:miffy17s:20210417061416j:plain

 昨夜来の雨が未明から本格的な降雨となった17日、北高上緑地(日進市)の竹林(写真㊤)で予定されていた里山イベント「タケノコ掘り体験」は中止となり、18日に順延されました。残念ですが、タケノコの成長を促す絶好の雨と前向きにとらえ、明日に備えて今日は英気を養っておきましょう。タケノコ掘りは結構、体力を使いますから…。
 というわけで、今日はパソコンに向かって勉強です。ちょうどいい機会なので、「タケ」について基礎を学ぼうと思います。と言っても、難しい話はさて置き、「へぇ~、そうなんだぁ!」と納得する程度で、気軽にいきましょう。

           ※目次をクリックすると、各項目へジャンプします。 

■タケ(竹)は木? それとも草?

 f:id:miffy17s:20210417140128j:plain:right:w350簡単に分類すると、木は、幹が木化(もくか、もっか)して肥大成長する植物。草は、茎が木化せず、肥大成長しない植物。
 木化(木質化=もくしつか)とは、植物の組織壁にリグニンという化合物が沈着して組織が固くなること。肥大成長とは、樹皮の内側にある形成層が成長し、幹が太くなること。
 ですが、バナナのように木だと思われている植物が草だったり、茎が肥大成長するのに木化しない植物があるなど、さまざまです。
 「黒」と「白」の間にある「灰色」は、「黒でも、白でもない別の色」。これと同じように、タケは「木でもない」し「草でもない」。要するに「タケはタケ」ということのようです。「キノコ」も同様で、「キノコはキノコ」。「物事は、あまりはっきり二つに分けない方がいいこともある」と指摘する人もいます。

■「タケ(竹)」と「ササ(笹)」の違いは?

 f:id:miffy17s:20210417133259p:plain:left:w350「タケ」の名の由来は「高い」や「丈(たけ)」、「ササ」の由来は「ささやか」から、なのだそうです。このことから、大きなものが「タケ」で、小さなものが「ササ」と呼ばれているようですが、前の項と同様、そんなに単純なものでもなさそうです。
 というのは、「メダケ」は大型で、大きなものは8㍍もあるのに「ササ」の仲間。一方、「オカメザサ」は小型で、大きなものでもせいぜい2㍍しかないのに「タケ」の仲間に分類されているそうです。
 七夕の時に登場するのは「ささのは~さ~らさら」でおなじみの「ササ」ですが、実際に使われているのは「タケ」の上の方の部位なのだとか。
 植物学上は、どちらも「イネ目イネ科タケ亜科」に属し、よく似ています。「タケ」でも「ササ」でも、茎の部分を利用したものは「タケ」、葉の部分を利用したものが「ササ」という分け方がありますが、個人的にはこれが一番分かりやすいのではないかと思います。
 f:id:miffy17s:20210417140254j:plain:right:w350とはいえ、簡単な見分け方を調べてみると…。
成長した時にタケノコの皮が落ちるのが「タケ」。皮が落ちずに残り、茎を包むのが「ササ」
・「タケ」の葉の葉脈は格子状。「ササ」の葉脈は平行に伸びている
・茎の節目から出る枝の本数は、「タケ」は2本、「ササは」3本以上(5~6本)
なのだそうです。 
 いずれも、昔から神秘的な植物、ありがたいものとされてきましたので、七夕に飾るのはどちらでも問題ないそうです。

■タケは丸くて節があり、中が空洞になっています。なぜでしょうか?

 f:id:miffy17s:20210417135824j:plain:left:h350丸いのは樹木と同じで、抵抗が少ないからではないでしょうか。素人考えですが…。節と節の間隔を調べると、根元は狭く、上の方に行くに伴って広くなり、先の方はまた狭くなっているようです。なるほど、間隔が狭い方が強度が高いですよね。ですから、根元は全体の重みに耐えられるように、先の方は枝葉の重みに耐えられるように狭くなっているのだそうです。
 では、真ん中辺りの間隔が広くなっているのはなぜでしょう?
 間隔が狭いと丈夫ではありますが、丈夫過ぎると"しなやかさ"が失われ、強い横風などの圧力が加わると折れてしまうからだそうです。その危険を避ける知恵なのでしょう。
 では、中が空洞になっているのは?
 竹を切ると、水の通り道の「道管」と、養分の通り道の「師管」があるのが分かります。よく見ると、それらは外側ほど密になっているのだそうです。
 強い風など横からの圧力が加わって、タケが曲がる時、負荷がかかるのは外側なので、外側を丈夫にしようとする工夫なのだそうです。
 丸くて節があり、中が空洞になってるのは、負荷がかかっても折れたりしないような工夫をいろいろしていると言えます。すごいですね。
 「中が空洞なのは、成長を早くするため、といわれるが、そのほかに中に二酸化炭素をためて寒さに耐えるため、とも考えられている」と指摘する方もいらっしゃいます。

■タケノコは驚異的な成長を示します。秘められた仕組みとは?

 f:id:miffy17s:20210417133559j:plain:right:w350竹の研究で世界的に有名な上田弘一郎博士の調査によると、1日(24時間)の伸長記録はマダケが121㌢、モウソウチクが119㌢だそうです。普通の樹木では考えられないことです。その差は、「成長点」の違いだと言われています。
 樹木の場合は、先端の一カ所で細胞分裂して伸びていくのに対し、タケはトップにある「成長点」のほか、それぞれの節にある「成長帯」で伸びていくのだそうです。
 提灯やアコーディオンをイメージすると分かりやすいですね。例えば、20個の節部でそれぞれ5㌢伸びたとすると、合計100㌢=1㍍になります。畳まれていた提灯の蛇腹を一気に引き延ばすといった感じです。
 f:id:miffy17s:20210417132758j:plain:left:w350実に不思議な「節」ですが、実は、この節の数、タケノコ時代に既に決まっているのだそうです。タケノコをゆでて皮をむき、縦に半分に切ると、ひだひだが見えますよね。あれが、将来の「節」というわけです。
 それはともかく、タケは驚異的な速さで成長し、わずか2~3か月のうちに10~20㍍も伸びますが、成長しきってしまった後は伸長も肥大もしません。
 そういえば、「かぐや姫」も、竹取の翁が竹の中から見つけた時は「3寸ばかり(約10㌢)でしたが、3か月で成人しましたよね。
 雑木林の中で、タケは他の樹木と厳しい生存競争を余儀なくされます。光の奪い合いも、その一つです。そこでは、成長のスピードが重要なカギを握ることになります。驚異的な成長速度の速さは、まさにタケが競争社会の中で生き延びるための戦略と言えるでしょう。

■今、タケの葉が黄色く色づいています。タケも黄葉して落葉するのですか?

 f:id:miffy17s:20210417133743j:plain:right:h400タケは「常緑」です。ですが、同じ葉が枝につきっぱなしというわけではなく、ほぼ毎年新しい葉に入れ替わるのだそうです。その更新時に、黄葉します。黄葉するのは短い期間なので、見逃してしまうことも少なくありません。実は、その時期こそ、春。まさに今です。これが「竹の秋」と呼ばれています。
 この時期に、黄葉して落葉はしますが、同時に新しい葉が伸びてきますから、葉がまるでない裸の状態にはなりません。ですから「常緑」なのです。ちょうど今、北高上緑地内で紅葉が見られるクスノキと同じことです。
 タケの黄葉は、18日に皆さんがタケノコ掘りを体験される北高上緑地内の2カ所の竹林で目にすることができるはずです。地表に頭を出したタケノコにばかり気を取られていないで上空を見上げ、きれいな黄葉も楽しんでくださいね。

■タケの花を見たことがありません。タケも花が咲くのですか?

 f:id:miffy17s:20210417113649p:plain:left:w350タケ類はイネ(稲)の仲間です。普通のイネ科植物は毎年春に発芽し、夏ごろに花を咲かせ、秋に実をつけて一生を終えます。
 竹も花は咲きますが(参考写真㊧=出典:竹 Bamboo Home Page)、開花は極めて珍しく、開花周期の記録の例を見ると、日本ではモウソウチクが67年、マダケが120年というデータがあります。私たちが一生に一度見ることができるかどうかといった感じですね。
 「花が咲くと竹林ごと滅びる」と言われ、モウソウチクは地下茎ごと枯死するそうですが、マダケは実際はササの状態で生き延び、数年で元通りになるとされています。

■ところで、タケノコの上手な掘り方は?

 f:id:miffy17s:20210414195548j:plain:right:h350タケは、地面から下はすべて「地下茎」でつながっています。竹林の中には、この地下茎が無数に広がっていて、1平方㍍の中に延べ8㍍もあるそうです。タケがつくり出した養分はこの地下茎に蓄えられ、タケノコが成長する際の養分として使われます。
 f:id:miffy17s:20210417140412j:plain:left:w350この地下茎にも「節」があり、その「節部」には「芽」があります。その芽が春になるとタケノコとなって伸び始め、やがてタケになるというわけです。
 タケノコの掘り方は、図を参考にしてください。You Tubeでも動画がたくさん紹介されています。言葉で紹介するよりもはるかに分かりやすいので、ぜひYou Tubeをご覧ください。
 タケノコは日に当たるとエグ味が出ます。そのため、地面から顔を出すか出さないかというものを探し当て、早朝に収穫するので良いとされています。
 また、手入れが行き届いた竹林で採れる質が良いタケノコは「白子」、荒れた竹林で採れるものは「黒子」と呼ばれているそうです。

               ◇

f:id:miffy17s:20210331173741j:plain:right:w100 webサイトをいろいろ調べ、私なりに解釈、咀嚼して再構成し、まとめてみました。今回も多くのことを知りました。まさに《へぇ~、そうなんだぁ!》と、驚くことばかりでした。 
 駆け出し里山逍遥人こと「里山のぽんぽこりん」の勉強は、まだまだ続きます。

【出典、参考webサイト】
①農LABO(近畿大学農学部スペシャルサイト)/環境管理学科/井上 昭夫 教授/里山生態学研究室
②森林・林業学習館/木と草の違い
③違いは?/「木本」と「草本」の違い
TBSラジオ/全国こども電話相談室・リアル!/竹は木なんですか、草なんですか?
⑤違いが分かる事典/「竹」「笹」の違い
⑥竹 Bamboo Home Page/タケノコの驚異的な伸びぶり、「竹の秋」って、どんな現象?など
⑦竹・笹・バンブー情報局/竹の稈齢(年齢)を見分ける方法6選
⑧笹JAPON/竹の年齢の数え方
⑨庭木図鑑 植木ペディア/モウソウチク/マダケ/ハチク
⑩IISE 国際社会経済研究所/竹の七不思議

北高上緑地で「ハカリノメ」という、ちょっと変わった別名を持つ樹の花がピークを迎えています。その名の由来は!?

f:id:miffy17s:20210414194926j:plain

f:id:miffy17s:20210415080929p:plain:right:w350 一番の見ごろとなっているのは、地図の①、「大崖道広場」の一角にある樹です(上と下の2枚の写真)。ちなみに②の「南坂道」途中の樹は、花がもう終わりましたが、樹高が低いので、葉や枝をじっくり観察することができます。③の「竹林の小径」の樹はまだ若いからでしょうか、花も実もつかないようです。④の「大レンガ堰堤広場」の樹は樹高が高いので、花や葉が観察できません。※地図や写真はクリックすると拡大表示されます。
f:id:miffy17s:20210414194941j:plain:left:h450 ほぼ同時期に白い花が咲き、樹冠がまっ白になるクロバイに比べると少し地味ですが、樹形が端正な上、小さくて白い清楚な花を咲かせ、存在感がある樹として人気があるようです。
f:id:miffy17s:20210414194946j:plain:right:w400 「ハカリノメ」というのは「秤目」で、"本名"は「アズキナシ」。本名も面白いのですが、別名の「ハカリノメ」も面白いですね。どんな由来があるのでしょうか。調べてみました。
 f:id:miffy17s:20210415115302p:plain:left:w330まずは、本名の「アズキナシ」から。
 「アズキ」と「ナシ」。何となく想像がつきそうですが、念のため漢字表記を調べてみると、やはり「小豆梨」。
 10月ごろにできる赤い実(参考写真㊧)が「アズキ」に似ており、「ナシ」と同じような「石細胞(せきさいぼう)」[*注1]を持つことから名づけられたとされています。
 ほかにも、いろいろな説があります。

f:id:miffy17s:20210414195009j:plain:right:w350 さて、別名の「ハカリノメ」です。
 地図①の樹の下に脚立を立て、花が咲いている枝や、その枝に付く葉(写真㊨)、その他の葉の表や裏、幹などをじっくり観察してみました。
f:id:miffy17s:20210414195027j:plain:left:w300 アズキナシは、葉に規則正しい波状の構造があることが特徴です。その等間隔に並ぶ側脈が、物差しの目盛りをイメージさせることから「ハカリノメ」と呼ばれるようになったと言われています。   
f:id:miffy17s:20210414195048j:plain:right:w300 これとは別の説もあります。
 アズキナシの若い枝には光沢があり、白い皮目[*注2]が目立つのだそうです。枝に点在するその白い皮目を秤(はかり)の目盛りに見立てた、という説です。
 さらに、これとも異なる説を唱える人もいます。
 「短枝[*注3]をつくりやすく、花は短枝に咲く。短枝には枝を取り巻く筋状の葉痕が重なるように見える。『ハカリノメ』の由来を白い皮目に求める説明が多いが、こちらが本当の由来ではないか」
 似たような説ですが、小枝や短枝とは限定せずに「樹皮に見られる皮目を秤の目盛りに見立てた」と説明する人もいます。

 この「ハカリノメ」、最近では使われなくなったそうですが、先人がどのようにして名前を付けたかを知ることはとても楽しいですね。
 
               ◇

f:id:miffy17s:20210331173741j:plain:right:w100 さて、いろいろ調べて、今回も多くのことを知りました。まさに《へぇ~、そうなんだぁ!》と、驚くことばかり。知らないことだらけで恥ずかしくなります。 
 駆け出し里山逍遥人こと「里山のぽんぽこりん」の勉強は、まだまだ続きます。

[*注1]石細胞(せきさいぼう) 一種の異形細胞で,普通の柔細胞より大きく,細胞膜は肥厚木化して層状の構造が明瞭に認められる。ナシの中果皮,シャクヤクの塊根などにみられる。肥厚のための沈着物質はリグニン,スベリンなどであるが,隣接細胞との間に連絡の壁孔をもっている(出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)。
[*注2]皮目(ひもく) 樹木の幹・枝・根などにあり、表面のコルク層を破って割れ目状に見える構造。気孔(きこう)の代わりに空気を流通させる(出典:デジタル大辞泉)。 
[*注3]短枝(たんし) 同じ樹木でも、節(葉腋)と節の間が長い枝を長枝、極端に短い枝を短枝と呼ぶ。樹木が成長するときに伸びる枝は、通常、長枝になる。ある程度のサイズになると、長枝よりも短枝を多く作ることで、樹体を大きくせずに必要な葉の量を作り、花を咲かせることができるようになる(出典:かのんの樹木図鑑)

【出典、参考webサイト】
①庭木図鑑 植木ペディア/アズキナシ
国土交通省北海道開発局/アズキナシ
③かのんの樹木図鑑/アズキナシ
④木のぬくもり・森のぬくもり/アズキナシ
ガーデニングの図鑑/アズキナシ
⑥森と水の郷あきた/春に清楚な花を咲かせるアズキナシ
⑦花蝶鳥風ー散歩道の花々
上信越高原国立公園・鹿沢インフォメーションセンター/アズキナシ
⑨庭の花木/アズキナシ
⑩井伊影男の植物観察/冬の樹木ウオッチング(アズキナシ)
⑪EVERGREEN/アズキナシ

 

日進里山リーダー会が14日、北高上緑地にスズメバチトラップを仕掛けました。女王バチを捕まえることができればいいですね。

f:id:miffy17s:20210414153706j:plain

 この作業は毎年この時期に行っています。
 f:id:miffy17s:20210414153417j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210414153425j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210414153422j:plain:right:w350というのは、4月から5月にかけて、越冬から目覚めた女王バチが巣作りのため、里山の雑木林や庭、植栽のなどの樹木に飛来するからです。
 この時期に誘引トラップ(罠)を仕掛け、飛んでくる女王バチを捕獲することによって、巣を作らせないようにする効果が期待できるというわけです。
 この日は、第2水曜日なので、毎週行っている北高上緑地巡回と、毎月1回程度行っている同緑地の維持管理作業の日でした。
 このうちの一部でトラップ仕掛け班を編成。まず行ったのが、トラップづくりです。この準備作業は南入り口駐車場の一角にある「みんなの小屋」で行いました。

f:id:miffy17s:20210414151843p:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210414151936j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210414151950j:plain:left:w350 用意したのは、2㍑入りのペットボトル3本。
 誘引剤の材料はペットボトル1本当たり、酒300㍉㍑、酢100㍉㍑、砂糖125㌘。誘引剤の材料や配合分量にはいろいろな種類がありますが、日進里山リーダー会では名古屋市がホームページで紹介している材料を参考にしています。
 材料をテーブルの上に揃えたら、まずペットボトルを利用した捕獲器づくりです。各家庭などでも参考になると思い、名古屋市のホームページから手順図(各写真と同様、クリックすると拡大表示されます)を引用して貼り付けました。
 図のように千枚通しとカッターで穴を開けます。
 これができたら次は誘引剤の調合です。つくるトラップの本数分の材料をやかんに入れ、よく混ぜ合わせます。
 準備は、これで完了です。捕獲器と誘引剤が入ったやかん、ひもと挟みを持って、いよいよ緑地内に入ります。

f:id:miffy17s:20210414152044j:plain:right:w350 f:id:miffy17s:20210414152100j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210414172258j:plain:right:w350誘引剤はあらかじめ捕獲器に入れておいてもよいのですが、私たちは空の捕獲器と3本分の誘引剤が入ったやかんを手分けして持ちました。
 設置したのは①竹林広場の南側散策路脇②三角点の丘の北側③西入り口の一角―の3カ所。
 防火水槽の点検などをしながら緑地内をいつものように巡回しながら、トラップを順に仕掛けていきます。
 設置予定地に着いたら、まずやかんの中の誘引剤を捕獲器の中に注ぎ、蓋をしたら樹木に括り付けていきます。高さは地上2㍍くらいで、直射日光が当たらない所がいいようです。
 これで設置完了です。
 昨年はあまり捕獲できませんでした。それでも、緑地内でスズメバチを見かけなかったわけではなく、巡回途中で駆除スプレーを散布したこともありました。
 訪れる市民の皆さんが安心して散策できるよう、女王バチが上手く捕獲できればいいなと思います。

 参考までに、家庭の場合について名古屋市のホームページで紹介されている注意点を書き添えておきました。
 家庭では、庭木など家の周囲の樹木に吊り下げます。軒下やベランダなど、建物に近い場所ではあまり捕獲できないそうです。
 ハチの捕獲が芳しくない場合は、設置場所を替えてみましょう。誘引剤が少なくなったり、ハチの死骸が溜まってきたら新しい誘引剤と交換するといいでしょう。
 また、6月以降は、女王バチに代わって働きバチが飛んでくるようになりますから、トラップを設置したままにしておくと危険です。

【出典、参考Webサイト】
名古屋市ホームページ/ペットボトルでスズメバチトラップを作りましょう

みずみずしい若葉が感動的。可憐なヒメハギにも出会えました。北高上緑地の草木たちには今、生命力が満ち溢れています。

f:id:miffy17s:20210410115339j:plain

 さわやかな週末を迎えました。
 10日は朝方の冷え込みが予想以上にきつかったですね。それでも青空が広がって次第に気温も上がり、気持ちが良い一日となりました。名古屋地区は明日も好天が予想され、土曜日と日曜日が両日とも良い天気に恵まれるのは何と6週間ぶりだとか。
 f:id:miffy17s:20210410131908p:plain:right:w300日進市の北高上緑地に出かけ、南入り口駐車場に車を止めると目に入ってくるのが、北側の斜面。3月31日付のブログで紹介した「山笑う」状態からさらに進み、里山がどんどん活動的になっている感じがします。ドローンにカメラを搭載し、この景色を含め、緑地を上空から俯瞰してみたいなぁと思います。どんな笑い顔が見られるのか楽しみです。
 さて、昨日9日は、そんな様子を見ようと緑地に入ったのですが、紅葉しているクスノキに心を奪われ、当初の予定が吹っ飛んでしまいました。
 そこで、今日は仕切り直しです。

 f:id:miffy17s:20210410120559j:plain:left:h380f:id:miffy17s:20210410120702j:plain:right:w380途中で心移りしないように、最初の狙いをマルバアオダモに定め、一気に「アオダモ広場」へ。白い花はピークを迎えており、遠くから見ると、枝に雪が降り積もったように、あるいは煙が立ち上がっているように見えます(写真㊧)。
     ※写真や地図は、クリックすると
        拡大表示されます。

 この花は毎年咲くとは限りません。北高上緑地のような自然界では数年に一度大豊作となり、その後しばらくは花や実が減り続ける状態を繰り返します。その大豊作が一昨年だったので、昨年に続き今年もあきらめていたのですが、見事に(?!)予想を裏切ってくれました。
 コバノミツバツツジを観賞するために訪れた市民の皆さんも、思わぬ花の出迎えを受けて喜んでくださいました。

 f:id:miffy17s:20210410125555j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210410125617j:plain:right:w350《さて、次は?》と新たな発見を求めてきょろきょろしていると、何やら紫色の塊が…。
 春先以降のヒサカキヤマザクラ、そしてマルバアオダモと、白い花が多い中で紫色と言えば、先日カメラに納めたミツバアケビかコバノミツバツツジ…。
 《ひょっとして》と思いついたのが、ヒメハギ。ヤマハギの下辺りに咲くという話を、誰かから聞いたことを思い出しました。
 ただ、あまりにも小さいので、びっくりしました。たくさん固まって咲いていなければ、気が付かないところでした。
 小さいと言えば、マキノスミレやフモトスミレ、ミツバアケビ、最近よく見かけるカクミノスノキ(ウスノキ)やサルトリイバラ、サルマメなどの花もとても小さく、写真を撮るのにかなり苦労します。それでも、山の中で小さくてかわいい花に出会うと本当にうれしくなります。

 f:id:miffy17s:20210410123319j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210410123330j:plain:right:w350次のお目当ては、クロバイです。これまでにも何回かレンズを向けましたが、日によって雰囲気、表情が変わります。
 前年に伸びた枝の葉の脇から長い花序を出し、小さな白い花を10~30輪単位で咲かせます(写真㊤)。花の直径は8㍉ほどで、突き出した多数の雄しべに隠れるよう5枚の花弁があります(写真㊨)。自生地では、葉を覆い尽くすほどの花が咲き、まるで綿を被ってもやもやっとしたように見えますが、接写するとかわいらしい花であることが分かります。

f:id:miffy17s:20210410121253j:plain:left:w370f:id:miffy17s:20210410121356j:plain:right:w370f:id:miffy17s:20210410121421j:plain:left:w370 次は趣向を変え、天を仰ぎます。透過光が通過するさわやかな葉を下からとらえてみました。紅葉を撮るときにも、このような撮影をしますが、若葉もとてもきれいですね。 
 上から順に①モンゴリナラ(フモトミズナラ)②リョウブ③ヤマコウバシ、です。
 これらの写真は説明は不要ですよね。見て、さわやかな気分を味わっていただければ十分です。
 f:id:miffy17s:20210410121332j:plain:right:h380モンゴリナラの葉は、大きくて独特な形が印象的です。上を見上げるだけでなく、すぐ目の前の大きな葉も撮ってみました(写真㊦)。
 ヤマコウバシの葉については、昨年枯れたものの、年を越して今年春に新しい葉が出てくるまで落葉しないと言われていましたので、新旧交代を見届けようと思っていたのですが、古い葉はいつの間にかすっかりなくなっていました。
 「古い枯れた葉が、新芽を守るようにしながら越冬する」という話を聞き、交代の場面をぜひ見てみたかったのですが…。来年はタイミングを失しないように注意したいと思います。

 そのほかの樹々たちの元気な様子も写真でお伝えします。

f:id:miffy17s:20210410165343j:plainf:id:miffy17s:20210410165320j:plain
サルマメ㊧とミヤマガマズミ
f:id:miffy17s:20210410165407j:plainf:id:miffy17s:20210410123826j:plain
コナラ㊧とカクミノスノキ(ウスノキ)
f:id:miffy17s:20210410165953j:plainf:id:miffy17s:20210410165847j:plain
ワタゲカマツカ㊧とヒイラギ
f:id:miffy17s:20210410165809j:plainf:id:miffy17s:20210410165935j:plain
チャノキ㊧とモチツツジ
f:id:miffy17s:20210410170646j:plainf:id:miffy17s:20210410170612j:plain
サワフタギ㊧とガマズミ
f:id:miffy17s:20210410170759j:plainf:id:miffy17s:20210410170824j:plain
タカノツメ㊧とエゴノキ
f:id:miffy17s:20210410170942j:plainf:id:miffy17s:20210410170957j:plain
カクレミノ㊧とズミ
f:id:miffy17s:20210410171957j:plainf:id:miffy17s:20210410171812j:plain
イヌザンショウ㊧とモウソウチクのタケノコ