里山って いいな

里山・低山の魅力を伝えていきたいと思います

北高上緑地でコバノミツバツツジの標本木も開花しました。春の陽を浴びて、その他の草木もぐんぐん成長しています。

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 日進市は17日、北西風がやや強く吹いたものの青空が広がり、4月並みの気温まで上がりました。同市の北高上緑地で開花が確認されたのは、コバノミツバツツジの標本木(写真㊤㊥㊦)。中尾根道群落の中で10株ほど固まっている一群で、歩調を合わせて一斉に開花しました。今年は、南尾根山道脇の谷筋に自生している1株に先を越されたものの、群落ならではの華やかな雰囲気を漂わせ始めています。

 f:id:miffy17s:20210317174400j:plain:right:w400f:id:miffy17s:20210317174405j:plain:left:w350中尾根道群落の中でも10株ほど固まっているこの一群は、毎年、最も早く咲くことから標本木とされ、緑地の整備・保全に取り組んでいる日進里山リーダー会のメンバーが、この時期になると毎日のように訪れ、花の様子を確かめています。
 この日は定期的な見回りの日で、9人のメンバーが巡回の途中に立ち寄り、どの株も5輪以上咲いているのを確認、標本木の「開花」を宣言しました。例年に比べると3日ほど早いのですが、昨年に比べると10日ほど遅くなっているようです。

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 中尾根道以外の群落は、まだまだ。特に、南尾根里道の群落は、いつも通り、全体的に「のんびり」しています。それだけ、ずっと後まで花を楽しむことができるのですが…。

f:id:miffy17s:20210317174721j:plain:left:w400 この日は名古屋でソメイヨシノの開花が宣言されました。平年より9日早く、昨年よりは5日早くなっています。統計開始以降、最も早いのだそうです
 日進市内でも既に開花している所もあるようですが、北高上緑地南入り口駐車場南側の土手に植えられているソメイヨシノは、固い蕾が少し緩んだ程度(写真㊤)。開花までは、もうしばらくかかりそうです。
 今後も気温が高い日が続く見込みです。コバノミツバツツジソメイヨシノも、そして少し遅れて北高上緑地内のヤマザクラも一斉に開花。里山が一気に春一色となります。

 展葉など成長が進むその他の草木の様子もお届けします。クリックすると拡大表示されます。
 左上から時計回りに①マルバアオダモ…その1②マルバアオダモ…その2③ネジキ④コウヤボウキ⑤フモトスミレ⑥ツクシ⑦ムラサキシキブ⑧クロバイ⑨サワフタギ⑩コナラ

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