北高上緑地で27日、Japanese Snowbellが開花しました。5弁のかわいらしい白い花が、枝先にぶら下がるような格好で咲いています。
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今の時期、咲く花が少し途切れる端境期。うれしい里山ニュースをお伝え出来ず、ここ何日か、ちょっと焦っていました。
そんな中の27日朝、「何かないかなぁ」と日進里山リーダー会の先輩と北高上緑地(日進市)を散策している最中でした。
「咲いてるー」
先輩の声に、びっくりして顔を上げると、何と目の前で「Japanese Snowbell」(ジャパニーズ・スノーベル)がにっこりとほほ笑んでいました。
この樹、「エゴノキ」というより、やはり「Japanese Snowbell」といった方がふさわしいようです。
私はその時、エゴノキの近くに自生しているミツバアケビ(掌状複葉で小葉は3枚)の中に、小葉が3枚ではなく2枚の葉を見つけ、地面に這いつくばるようになって写真を撮っている最中でした。
「北高上緑地でサワフタギの花が見ごろを迎えました」という情報をお伝えしたのは1週間ほど前の21日。あちこちでかわいらしい花を見せてくれたサワフタギも場所によってはピークを過ぎ、今まだかろうじて咲き誇っているのは西砂防広場ぐらいとなりました。
28日から天気が崩れるのを前に、あてもないまま、「ポスト・サワフタギは?」と、やや重い足取りで訪れた27日、北高上緑地で、こんなハッピーニュースが飛び込んでくるとは、正直、予想していませんでした。
21日のブログで「エゴノキの数多くの小さな蕾が見られるのは『三角点の丘』を下った南側」と書きました。開花していたのは、まさにそのエゴノキ。緑地を訪れるたびに立ち寄って枝先をのぞき込んではいたのですが、蕾がなかなかほころばず、開花はしばらく先、と思い込んでいました。ですから、Snowbellたちと対面した時は、本当にびっくりしました。コバノミツバツツジなどと同様、今年は開花時期が例年より早いようです。そんなこともあって、ちょっと油断していました。
エゴノキの最大の魅力は、5弁のかわいらしい白い花です。5~6月ごろ、圧倒されるほど無数の白い星型あるいは釣り鐘型の花が新梢の枝先に下向きにぶら下がるような格好で咲きます。まだ咲きそろっていないので、ピーク時の「鈴なり」とまではいきませんが、今は今ならではの爽やかさ、独特の美しさを感じさせてくれます。
英語名は「Japanese Snowbell」。「輸出先の英国で美しい花が大変喜ばれ、こんなかわいらしい名前が付けられたそうですよ」と、別の先輩から教えてもらったことを思い出しました。
エゴノキは西入り口に近い「アオダモ広場」でも見ることができますが、こちらはまだ蕾のままです。
エゴノキについては面白い話がいろいろありますから、今後、折を見て、花の情報とともにお伝えしていきます。
その他の草木たちの様子を写真でご案内します。
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