里山って いいな

里山・低山の魅力を伝えていきたいと思います

北高上緑地で27日、「コバノミツバツツジ観賞会」が始まりました。里山を紫色に染める可憐な花々。ピークは週明け以降になりそうです。

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 日進市里山・北高上緑地で27日(土)、「コバノミツバツツジ観賞会」が始まりました。初日から家族連れなど多くの市民が訪れ、華麗に咲き誇るコバノミツバツツジ(写真㊤)と1年ぶりの再会を楽しんでいました。         ※写真、地図はクリックすると拡大表示されます。 

f:id:miffy17s:20210327125638j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210327125647j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210327125655j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210327125701j:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210327125729j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210327125734j:plain:left:w300 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、同市主催の「コバノミツバツツジまつり」は昨年に続いて中止になったため、同緑地の保全・整備活動を続けている日進里山リーダー会が規模を縮小した「観賞会」を企画しました。4月4日(日)までの毎日、午前9時から正午まで、会員が交代で同緑地南入り口駐車場の一画に立つ「みんなの小屋」に常駐し、来訪者に見ごろやお薦めスポットなどの情報提供をします。f:id:miffy17s:20210327125737j:plain:right:w350 
 同会が「観賞会」初日のこの日に取り組んだのは、幟立て。「コバノミツバツツジまつり」と白く染め抜かれた薄紫色の布地をポールに取り付けて幟を用意。これを南駐車場南側の県道沿いと西入り口に立てました。両入り口とも、ちょうどソメイヨシノがほぼ満開。通行車両の車窓からこの様子を見ていた市民らに「コバノミツバツツジの季節がやってきましたよ」と、里山にも本格的な春が訪れたことをアピールしました。
 幟を立てた後は、案内板の設置作業。南、西両入り口から入った来訪者が、迷わずに「コバノミツバツツジ群落」に向かうことができるようにと、散策路の案内標識や樹木の幹に取り付けて回りました。
 その途中、散策路の上にたまっていた落ち葉を路肩に寄せ、お年寄りらが歩きやすいようにしました。急に気づいた作業のため道具を持ってきておらず、足で枯れ葉を取り除く作業となりました。

f:id:miffy17s:20210320075357p:plain:left:w350f:id:miffy17s:20210327125813j:plain:right:w350 f:id:miffy17s:20210327125839j:plain:left:w350 肝心のコバノミツバツツジの様子は…。3大群落のうち、最も早く17日に標本木を中心に10株ほどで開花が確認された「中尾根道」の群落(写真㊦)は、この10株がピークを過ぎた後はやや遅れ気味の感じです。 
f:id:miffy17s:20210327125851j:plain:right:w350 この日、訪れた人の反応が最も良かったのは「大レンガ堰堤広場」の群落(写真㊦)。広い範囲でほぼ均一に咲きそろっており、ピーク間近といった状況です。
 もう一つの「南尾根里道」の群落(写真㊦)は、開花が進まずにやきもきしていましたが、ここ2、3日で後れを挽回し、かなり咲きそろい始めました。 
f:id:miffy17s:20210327125859j:plain:left:w350 今、お薦めは、「大崖道砂防広場」のコバノミツバツツジたち(写真㊦)。群落の指定はされていませんが、散策路脇のあちこちで見ごろを迎えています。
 目を引いているのは、ネジキに隣接した1株(写真㊧)。展葉が進んで黄緑色の葉がさわやかなネジキの横で薄紫色のコバノミツバツツジが咲き誇っており、美しいコントラストを描いています。

 明日28日(日)は、あいにくの雨模様の予報。しかも、かなり荒れそうです。でも、この雨が催花雨となり、週明け後に気温が一気に上がると、いよいよピークに。ほぼ全山が紫色に染まり、あちこちで大競演となりそうです。

f:id:miffy17s:20210327153408j:plain:right:w350f:id:miffy17s:20210328063205j:plain:left:w350 ところで、忘れてはならないのが、開花が進むヤマザクラ。23日に、南ゲート北側の1本が最初に開花(写真㊨)した後、緑地内の至る所で咲き始めています。葉が開くと同時に花が咲き、しかも葉が赤みがかっているのが大きな特徴です。
 この日も、「南尾根山道」の途中にある「ヒサカキ広場」奥の1本がほぼ満開になっているのを確認しました。
 しかし、周辺にさまざまな樹木が生い茂り、これまで整備の手があまり加えられていなかったことから樹々の枝が絡み合い、林床に陽の光が届かない状態になっていました。
 特に、手前に常緑樹の大きなカクレミノが生えていて広場からの眺めを遮っていたため、これらを伐採して整理し、見事なヤマザクラを観賞することができるようにしました。ぜひ、お立ち寄りください。

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