里山って いいな

里山・低山の魅力を伝えていきたいと思います

日進里山リーダー会が今年初めての本格的な里山整備活動に取り組みました

f:id:miffy17s:20210107210950j:plain 日進里山リーダー会が7日、日進市の水晶山緑地で、雑木林の整備活動を行いました。前日に北高上緑地で行った少人数による散策路見回りと違い、今年初めての本格的な里山整備で、約20人のメンバーが参加。樹木が密に絡み合い、薄暗くて日の光もあまり届かなかった林の雰囲気が一変。密が解消されて見違えるほどきれいになり、林床にも光が届くほど明るくなりました。

 今回の整備予定区域は、香久山地区のうち、高層住宅や地区福祉施設などが集積する北東部分の周辺を取り囲んでいる水晶山緑地の南東エリア。2月中旬まで4回にわたって整備する計画です。初回のこの日は、東入り口から入る散策路のすぐ南側エリアから取り掛かりました。
f:id:miffy17s:20210107195750j:plain 以前、整備活動をした散策路の北側は、ヒノキが適度な間隔で林立し、きれいな環境が保たれていますが、この日、足を踏み入れたエリアは、日があまり差し込むこともなく、常緑で日陰に強いカクレミノなどが密集。《これは大変。どこから手を付ければいいのか?!》と気が滅入ってしまうほどでした(写真㊤)。
 人海戦術で、ここを丹念に切り拓いていきます。この日も、ぐっと冷え込んで身が縮むような寒さでしたが、作業開始から間もなく下着まで汗でぬれ始め、ヘルメットをかぶった頭からも汗がしたたり落ちてきます。
 行く手を阻んでいたのは、太い倒木。かん木を巻き込んで倒れ、つる性植物が絡み合っています。ノコギリでは歯が立たず、チェーンソーも使って処理することも。一歩一歩、南へと前進し、雑木林の中が徐々に拓け始めました(写真㊦)。

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 高木は伐採した後の処理も大変。枝払いをした後、適当な長さに玉切りしていきます。今回の整備エリアのすぐ北東側には何軒もの住宅が隣接しています。住民のプライバシーを守るため、丸太や払った枝、葉がついた細かな枝先を積み重ね、緑の長いフェンスを設けました。こうすれば、雑木林を散策する人の視線を遮ることでできるはずです。
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 作業開始から1時間半。「間違えるほどになったね」とみんなから思わず感嘆の声が漏れるほど、きれいですっきりした雑木林に変身しました(写真㊦)。f:id:miffy17s:20210107200017j:plain

 東入り口から入った散策路から眺めると、ご覧の通り。歩くことも奥に踏み入ることも難しかった雑木林が、こんなに美しい容貌に(写真㊦)。《すごい、すごい》と、我ながら感動しました。皆さん、ぜひ散策に訪れて、きれいになった雑木林をご覧になってくださいね。
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