里山って いいな

里山・低山の魅力を伝えていきたいと思います

新年を迎えて初めて、日進里山リーダー会が北高上緑地の見回りをしました。今年も散策路の安全確保に努めます

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 日進市の北高上緑地で6日、日進里山リーダー会による今年初めての散策路見回りが行われました。リーダー会としては4日に新春窯開きをし、今年初めての炭焼きをしましたが、メーンフィールドである北高上緑地での活動はこの日が今年初めて。これで、年末年始にしばらく休止していた里山整備活動がいよいよスタートしたことになります。

 f:id:miffy17s:20210106145351j:plain:right:h430北高上緑地は昨年12月28日から4日まで年末年始の休園となっていたため、私たちも会の活動として緑地に入るのは、この日が今年初めて。冷え込みは厳しかったものの風はなく、青空も広がって、すがすがしい気分で見回りを始めました。
 しばらくの間、訪れる人が少なかったせいか、黄色に色づいたコナラの落ち葉の絨毯は踏み荒らされた様子もなく、ふっかふか(写真㊨)。落葉広葉樹が優勢なエリアは、葉を落とした枝の間から日の光がたっぷりと降り注ぎ、厳冬期ならではの明るい雰囲気。しばらく歩いていると、うっすらと汗をかいたほどです。

 f:id:miffy17s:20210106145149j:plain:left:w350ちょっとびっくりしたのは、散策路脇で小さな小さな紫色の花(写真㊧)を見つけた時。ヤマツツジでしょうか。陽だまりとはいえ、この寒さ。凛とした表情で健気に咲いている姿を見て、感動すら覚えました。
 f:id:miffy17s:20210106145205j:plain:right:w360昨年暮れに比べて花芽が少し大きくなっていたように感じたのは、コバノミツバツツジ(写真㊨)。無数の種の間に、ぽつりぽつりと花芽をつけています。咲くのはサクラが咲くのとほぼ同じ時期。今から着々と準備をしているのかと思うと、思わず《頑張れー!》と声をかけたくなりました。

 f:id:miffy17s:20210106163310j:plain:left:h420暮れに「里山保全実践講座」が開かれた際、周囲の常緑樹を伐採したため、すっかり明るくなって雰囲気ががらりと変わった三角点の丘。上空を見上げると、とてもきれいな景色が広がっていました。コナラの高木です(写真㊧)。太陽光が枯れ葉を通り抜けて、ぽっかりと開いた丘の上の空間に降り注いでいます。そして、太陽の光が透過したコナラの葉が、きらきらと輝いています。鮮やかな光を写真に収めたいと思って透過光で撮影したのが、この写真です。

 f:id:miffy17s:20210106145247j:plain:right:w400きれいな景色や季節外れの花などに気を奪われるだけでなく、"仕事"も怠りなくこなしました。防火水槽を点検したり(トップ写真)、昨年、ハリエンジュ(ニセアカシア)を伐採した後の切り株から生えたひこばえが、何本も徒に長く伸びているのを確認したり……(写真㊤)。
 黄葉しても冬の間は落葉せず、受験生から「落ちない」としてお守りになっているヤマコウバシの葉(写真㊦㊧)や、鳥に見つかって食べられてしまうことなく、まだたわわに実っているガマズミの赤い実(同㊨)を楽しみながら下山しました。

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