北高上緑地の南入り口に手作りの門松が設置されました。ぜひ見に来てくださいね。ただし、年末年始は休園です。
今年も残りあと2週間となった17日、日進市の北高上緑地に手作りの門松が設けられました。設置作業をしたのは、同緑地などの整備・保全活動を続けている日進里山リーダー会のメンバーたち。今年は新型コロナ禍で大変な一年となったこともあり、みんな「来年はいい年になりますように」との願いを例年にも増して強く込めながら作業を進めました。
この日は2日続きの冷え込みで降雪も予想されましたが、幸い雪は積もらず、青空が広がって絶好の作業日和。あらかじめ1.7㍍ほどの長さにそろえて伐り出しておいた鮮やかな緑色のマダケを南入り口そばのスペースに並べ、作業開始です(写真㊤)。
まずは竹の先端が人の笑い顔に見えるように斜めにカットするそぎ切りから。3本の竹をそろえて立てるので、担当者はそれぞれが同じ大きさの笑い口になるよう節を中心にしてに角度をそろえ、慎重にのこぎりの刃を当てていました(写真㊦)。
切りそろえた3本の竹をシュロ縄でくくる作業を進める(写真㊦㊧)傍らでは、別のチームが円柱形の土台の周囲を飾る袴用の竹を準備します(写真㊦㊨)。
続いて、いよいよ松竹梅を土台に立てる作業に入ります。ここからはリーダーのアドバイスを受けながら、左側と右側に分かれ2チームが競作です。まずは土台に竹を立て、砂を入れて固定します。併せて袴の装飾も行います(写真㊦)。
次は、いよいよ細かい飾り付けです。センスが問われるので、担当者の表情は真剣そのもの。葉牡丹、南天、松、隈笹を次々と植え込んでいきます(写真㊦)。
こうして、ほぼ1時間半。南入り口に立派な一対の門松が出来上がりました(写真㊦)。材料はすべて、北高上緑地をはじめ日進里山リーダー会が活動している地元の里山のものばかりというところが"みそ"。作業リーダーをはじめメンバーたちはみな満足げな表情でした。
市民の皆さん、ぜひ見に来てくださいね。
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この日は、19日に北高上緑地で行われる里山体験イベント「正月飾りを作ろう」(日進市主催、日進里山リーダー会企画・運営)で使うミニ門松の基本部分の見本作りと材料の準備も併せて行いました。来年1月に行われる「シイタケ栽培体験」などと並ぶ大人気のイベントの一つで、定員を大幅に超す応募があったそうです。
まず、土台作り。あらかじめ伐り出しておいた太いモウソウチクを玉切りします(写真㊧)。別のチームが細いハチクを水洗いします(写真㊥)。洗い終えたハチクの先端が笑い口になるように斜めにそぎ切りします(写真㊨)。
こちらが、完成した基本部分の見本です。これに松や南天、隈笹などを思い思いに飾り、オリジナルの正月飾りを作ります。竹を短く玉切りしたり、斜めにそぎ切りしたり、飾り付けたり…。抽選で見事当たって参加される皆さん、ノコギリ片手に頑張ってくださいね。
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新型コロナウイルスの影響で北高上緑地で予定されていた楽しい行事が次々と中止になり、とても残念な年となりましたが、同緑地でのイベントは19日の「正月飾りを作ろう」をもってこの一年を締めくくることになります。
年末年始は休園です。ご注意ください。
北高上緑地は年末年始の12月28日(月)から来年1月4日(月)まで休園となります。よろしくお願いします。